脂肪が筋肉に変わる?意外と勘違いされがちな筋肉知識

「筋肉をつけるにはまず脂肪をつける必要がある。」

こんな話を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

結論から申し上げますとこの説は間違いであると指摘されています。

そもそも筋肉と脂肪とでは役割が異なりますので性質が変化し合って補う事は考えられにくいでしょう。

骨が皮膚になったり、血液が爪や髪にはなりませんよね?

しかし考え方によってはあながち間違いではないのでなぜこのような説が出てきたのかをまずはご説明致します。

筋肉をつけるにはカロリーが必要不可欠!

まず筋肉をつけるにはタンパク質が必要ですよね。

そしてタンパク質と同時に糖質や脂質を組み合わせながら基礎代謝以上のカロリーを食事から摂取する必要があります。

基礎代謝とは日常生活に必要な最低限のカロリーです。

基礎代謝内であれば身体は痩せたり太ったりといった変化は基本的にありません。

つまり筋肉を大きくするには基礎代謝以上にカロリーを身体に上乗せしていく必要が出てくるわけですね。

この時に過剰に摂取したカロリーが筋肉になったり脂肪になったりします。

そしてボディメイクの際にはこの余分に付いた脂肪を減らす作業が必要となるので傍から見れば脂肪が筋肉に変わっていったと見えるわけです。

ちなみに考え方によっては間違いではないといったのは筋肉を維持するためのカロリーは脂肪から使われる事もあるので広い意味では脂肪が筋肉に変わっていると言えなくもないでしょう。

しかし基本的には筋肉と脂肪をつけて脂肪を大きく減らしていく作業が必要となります。

増量を失敗するとただの肥満

こういった筋肉と脂肪をつける作業を増量期と言います。

しかしこの増量期というのは好き勝手に食事をしていい期間ではありません。

タンパク質、炭水化物、脂質を上手く組み合わせて筋肉が付きやすく脂肪を増量を最低限に抑える食事が必要なのです。

基本的には基礎代謝の+200㎉を目安としてタンパク質多めの炭水化物を控えめにしてそこそこの脂質を取る食事法が一般的でしょう。

しかし逆に脂質をカットする方法もあるのでこの辺りは完全に体質やこだわりで変わってきます。

更に増量を好き勝手に行う期間ではないと言いましたがとにかく大きくしたい方はジャンクフードやお菓子という高カロリーの炭水化物を主軸としたダーティバルクという方法もあります。

逆に身体に良い食べ物(オートミールや無加工食品)を使用して大きくする方法をクリーンバルクと言います。

どちらが正解というのはありませんがやはりダーティバルクの方が脂肪が付きやすく身体に負担がかかる傾向があるので実践されるのであれば注意が必要です。

脂肪を落とす際には減量期が必要なのでその際には脂肪と同時に筋肉も落ちていきます。

脂肪が多ければそれらをすべて落とす頃にはせっかくつけた筋肉もほとんど落ちている事になるでしょう。

つまり筋肉多め、脂肪を少な目に増量させ減量によってその筋肉と脂肪を落として僅かに残った筋肉が筋肉増量となります。

この増量と減量を繰り返す事で人は徐々に大きくなっていきボディメイクを行う事ができるのです。

まとめ

脂肪が筋肉にならないという事がお分かり頂けましたでしょうか?

ちなみにクリーンバルクで脂肪を付けない代わりにわずかではありますが、筋肉のみを増量する事も可能です。

これは時間がかかる代わりに健康的に筋肥大を行う事ができるのでおすすめです。

しかし期間がかなり長期となるので早めに成果を得たい方はやはり上記の増量と減量を交互に行う方がいいかもしれません。

今年こそはマッチョになってやるという方はまずこの知識を入れておくと無駄に脂肪をつける必要がなくなります。

現段階で脂肪がたっぷりと蓄えられている方はまず減量を行いましょう。

その脂肪は決して筋肉には変わりません!

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