ダイエットに取り組む際、運動と食事制限はどちらも重要な要素となりますが、私は食事制限の方がより重要であると考えます。
この記事では、なぜ私がそのように考えるのかを解説しますのでダイエットを中心に考えている方はご参照ください。
食事制限は減量に不可欠である
まずそもそもとして体重を減らすためには、エネルギー摂取量を減らす必要があります
。
つまり、カロリー制限をすることが必要であるということです。
そういった意味では運動だけでは効果を得にくく食事制限は減量に不可欠な要素であることがわかります。
例えば、30分間ジョギングをして消費するカロリーは、わずか250kcal程度ですが、一度の食事で摂取するカロリーは、普通の食事で1000kcal以上となることが多いです。
つまり、運動をしても食事量を抑えなければ、カロリーのバランスが取れず、十分な減量効果を得ることができないのがおわかり頂けるでしょう。
食事制限は健康にも良い
しかも食事制限は、ただ体重を減らすだけでなく、健康にも良い効果をもたらすのです。
肥満や生活習慣病の原因となる過剰なカロリー摂取は、減量することでリスクを軽減することができます。
また、食事制限によって、体内に蓄積された余分な脂肪が減り、血圧や血糖値などの健康指標も改善されることがあります。
つまり、食事制限は減量だけでなく、健康面でもプラスの効果をもたらすため、運動と同じくらい重要な要素であると認識する事が重要です。
運動は燃焼効果があるが、食事制限の方がカロリーコントロールがしやすい
運動は、短期的にはカロリーの燃焼効果があります。
しかし、運動をすることで得られるカロリーの燃焼量は限られており、摂取カロリーを劇的に減らすことができません。
一方、食事制限は、簡単に摂取カロリーを制限できます。
例えば、毎日の食事から500kcal程度を減らすことで、1週間で約0.5kgの減量効果が得られます。
500kcalというとだいたいですが、お茶碗1杯強の量です。
運動でこのカロリーを消費するにはボクシング1時間や水泳1時間に比例する運動量となりますので如何にカロリーコントロールの方が容易か想像頂けるでしょう。
更に食事制限は、カロリーコントロールがしやすく、計画的に減量を進めることができます。
食事制限は継続しやすい
運動は、一定期間続けなければ効果が得られません。
また、運動には怪我や体調不良などのリスクがあり、途中で中断してしまうこともあります。
一方、食事制限は、食べる量を減らすだけなので、継続しやすいという利点があります。
また、食事制限によって得られる減量効果は、運動による減量効果よりも長期的に持続することが多く、リバウンドを防ぐことができます。
食事制限に注意すべき点
食事制限は、減量に不可欠な要素であると説明してきましたが、もちろんデメリットや注意する点も忘れてはいけません。
まず過剰な食事制限は、身体に負担をかけることがあり、栄養不足に陥る可能性があります。
それから極端な食事制限だと、リバウンドを引き起こす可能性があるため、無理な食事制限は避けるべきです。
無理のない範囲で適切なカロリー制限を行い、栄養バランスの良い食事を心がければ、健康的なダイエットを実現することができます。
また、食事制限をする場合には、どのような食事を摂るかも重要です。
野菜や果物、魚、肉、豆腐など、バランスの良い食事で健康的に痩せる事を意識すると綺麗に瘦せていくのがわかるでしょう。
また、食する内容も重要で、低カロリーで栄養価の高い食品を選ぶことも効果的です。
野菜や果物(特に野菜)は低カロリーで栄養価が高く、満腹感を得ることができます。
一方、高カロリーな揚げ物やお菓子などはカロリーだけが高くビタミンやミネラル、食物繊維等はごくわずかですので避けるようにしましょう。
食事制限をする際には、自分自身のライフスタイルや身体的な状態に合わせた計画を立てることも大切です。
例えば、短期間で急激な減量を目指すのは健康に悪影響を与えることがあるため、無理のない程度の減量を目指すようにしましょう。
可能であれば医師や栄養士のアドバイスを仰ぐ事で、無理のない健康的なダイエットを実現できます。
研究結果においても食事制限の重要性は高い
ダイエットにおいて、もちろんですが、運動は重要な役割を果たします。
が!食事制限こそがより重要である理由は、数多くの研究から明らかになってきているのをご存知でしょうか?
2015年に発表されたメタ解析によると、ダイエットにおける運動の効果は限定的であり、食事制限に比べると減量効果が低いことが示されています。
食事制限がダイエットにおいて重要な理由の一つは、カロリーの制限によって脂肪を減らすことができることです。
脂肪の1グラムは約9キロカロリーに相当します。
つまり、1日に100キロカロリーの食事制限を行えば、1か月で約3000キロカロリー分の脂肪を減らすことができるのです。
このように、食事制限はカロリー摂取量を減らすことで、脂肪の減量につながります。
また、食事制限によるダイエットは、継続しやすくストレスを感じにくいというメリットもあります。(制限内容かつ個人差アリ)
運動によるダイエットは、時間や場所の制限があったり、疲れがたまったりすることがあるため、継続することが難しい場合があります。
一方、食事制限によるダイエットは、自宅や外食先などで簡単に実践できるため、継続しやすくストレスを感じにくいというメリットがあります。
しかし、食事制限によるダイエットにも注意点があります。
過剰な食事制限は、栄養不足や代謝の低下など健康に悪影響を与えることがあります。
また、急激な減量を目指すと、リバウンドしやすくなる場合があります。適切なカロリー制限と栄養バランスを意識し、無理のない程度の減量を目指すことが重要です。
まとめ
以上のように、ダイエットにおいては運動も重要ですが、食事制限の方がより効果的であることがわかりました。
食事制限は、カロリー制限や栄養バランスを意識することで、無理のない程度の減量を実現することができます。
また、食事制限は継続しやすく、ストレスを感じにくいというメリットがあります。
ただし、過剰な食事制限は健康に悪影響を与えることがあるため、無理のないカロリー制限と栄養バランスで健康に瘦せていくのが美と健康の二兔を得る一番の方法です。
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