この記事におすすめな人
完璧主義者
丁寧すぎて仕事が遅くなる
頑張っているのに評価されない
この記事を読んだらどうなるか
行動のサイクルが早くなる
仕事で評価されやすくなる
今までよりも時間ができる
今回は仕事で優秀な人生とは1発の100点より3発の70点というお話でございます。
完璧主義な方にとってはしかめっ面になるような内容の記事ですが、ご納得いただけるように頑張ります!
完璧主義者が陥る罠とは
まず前提として私は完璧主義者を否定しているわけではございません。
私自身も元々完璧主義者です。
今回の記事で一貫して言いたいことは成果を出すにはという言葉が前に付随します。
自分が自由に管理できる作品や、経営などであれば存分に完璧主義を貫いていただければと思います。
どちらに優劣があるという話ではなくて100点と70点では提出する際に要する時間に大きな違いがあります。
もしあなたが人を雇って仕事をこなしてもらうとしたらどちらの方がいいでしょうか?
- 1日で70点の仕上がりの仕事を提出する社員
- 3日で100点の仕上がりの仕事を提出する社員
人によっては100点だと仰る方もいらっしゃるとは思います。
しかし多くの場合求められているのは前者の70点の方なのです。
Q.「それは人にそれぞれじゃない?」
A.そう思われるのも当然です。
しかしよく考えていただきたいのです。
1日で70点を仕上げられるとしたら3日で合計点は210点です。
つまり単純な成果で言うと100点と倍も違います。
これが完璧主義者が陥る罠の正体です
70点はギリギリ許容できる
残酷な事実として消費者は100点であることを求めてはいるものの実のところ70点でも許容出来てしまうのです。
それは商品やサービスにもよりますが、あなたは存在するすべての商品やサービスが100点で溢れているなんて思ってもいませんよね?
どれもいいところで80点やよっぽど気に入って90点というところではないでしょうか?
そもそも100点の認識は個人でまったく変わります。
なので悲しいことですが、自分が100点だと思っても相手にとってはそんなこと関係ありません。
80点、最悪の場合70点を下回ることも全然あり得えてしまうのです。
おわかりいただけましたでしょうか?
人は70点ほどの出来にはギリギリ許容できます。
しかし100点を目指すとそのゴールは人によってひどく曖昧になってしまうのです。
70点からだと簡単に90点を目指せる
それと更に70点のメリットですが、早くに提出した70点は修正が可能なのです。
70点で提出すると大抵はそのままOKか修正案をお願いされます。
この時の修正案こそ高得点に軌道修正するための設計図なのです。
相手のニーズをしっかりと理解して再提出が可能なので最短で90点、運が良ければこのまま100点となります。
逆に先ほどと同じく100点の出来が相手にとって70点の場合、修正案を出せれても同じく90点か100点しか取れません。
つまり100点より少ない労力で70点が同じぐらいの成果を結果的に得ることができるのです。
また70点はスピードもあるため、100点に比べて時間も確保しやすいのです。
出来た時間は修正やその他の仕事にも注力する事が可能です。
すべて妥協せよとまでは言いませんが、もう少し力を抜いたほうが意外と成果に繋がるかもしれません。
行動が速いと経験値と成果が貯まる
これも絶対そうだとは言い切れませんが、多くの場合70点でさっさと仕事を提出できる方の方が単純な仕事量をこなせますしその分成果も出ます。
これは妥協を許せない完璧主義な方が一番納得いかない部分かと思います。
「なぜ100点の自分が70点に負けるんだ!」と思われるのは当然のことです。
しかし70点の方は行動力の速さで経験値と成果を多く得ているのです。
単純な作業量では同じぐらいなのかもしれませんが、70点の方はそれ以上の種類の仕事や関わる人間も多いのです。
1つの仕事の出来だけにこだわるとここで点数に差がついてしまいます。
- 100点の仕事 1つ完成 関わる仕事、コネクションも1種類 経験値1倍=100×1×1=100点
- 70点の仕事 3つ完成 関わる仕事、コネクション3種類 経験値3倍=70×3×3=630点
70点が優秀と言われる理由はご理解いただけましたでしょうか?
もちろんこれはあくまでもわかりやすく数値で説明しただけですので、こんなに単純ではありません。
それに100点と同じく70点出しても相手からすると60点や50点の場合ももちろんございます。
その場合にはいい加減な人間だと信用も失いますし、目も当てられないことになります。
いい加減に仕事をするのではなく一定の基準をクリアした後はすぐに提出した方がおすすめなのです。
この一定の基準さえ守っていれば問題はありませんし次の課題やもっと完璧に相手とのニーズも検討することも可能なのです。
70点とはデフォルト設定
70点とはデフォルト設定です。
つまり誰にでもマッチしてカスタムしやすい状態とも言えます。
逆に100点とは自分にとって一番最適ではあるものの相手からすると分かりづらかったり微妙な仕様となっていることもあります。
なのでまずは70点のデフォルトを見てもらって残りの30点を相手と一緒に作っていく感覚を身に付けていってはいかがでしょうか?
時間もこなす成果も増えて、なおかつ最短で高得点をたたき出せます。
以上が成果を出すのなら70点がおすすめなわけです。
自分の商品で100点狙ってください。
最初にも言いましたが、100点を狙うなら自分の仕事、商品やサービスで狙っていけばいいと思います。
こちらには納期がある場合はほとんどありませんし、空いた時間に注力できるので満足いくまでこだわれます。
それに自分の商品は逆に100点でないといけないと私は考えます。
理由は自分の商品を買ってくれる方というのはそのあなたの色が大好きな方だからです。
それなのにファンに対して無難な70点を出してしまうともう誰でもよくなってしまい魅力もなくなってしまいます。
画家や小説家はそんな感じですよね?
今で言うとYouTubeやブログもそうです。
なのでご自身の商品に限っては存分に100点を目指していただければと思います。
あなたの環境がいつか100点ばかりを追及できるようになることを心よりお祈り申し上げます。
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